Let's note CF-Y7をUbuntu化

MacBookMiniが出る日を信じて、会社に転がってたPCで仕事しとるんですが、Vistaが本気であまりにも使えないので、Ubuntu入れました。

Let's note CF-Y7にUbuntu7.04のCDを入れて起動…しない。BusyBoxが立ち上がって、

/bin/sh: cant't access tty; job control turned off
(initramfs)

というメッセージが出てくる。これを回避するには、最初のメニューで[F6]を押して「起動オプション」の最後にある「--」の前に、

irqpoll all_generic_ide

と入れてやるとOK。この時キーボードは英語配列で認識されているので、アンダースコアはShift+「-」で入力します。LiveCDの起動からつまづいて若干の不安…

インストール自体は無事に終了したので、前に書いたエントリと同じようにデスクトップ環境を整えます。Berylが今ひとつ不安定なので、自動起動はしないようにしました。BerylManager起動持にウィンドウのボタンが出ないこともあるけど、ウィンドウ・デコレータを再起動してやると復活するので、今のところこれで騙し騙し運用することにします。

最低限のデスクトップ環境を整えたところで、デュアルディスプレイの設定に挑戦です。自宅だとノートは閉じたままで、外部ディスプレイ1枚で作業するから単に外部出力だけ出来ればいいんだけど(1台で複数ディスプレイより別のマシン使う)、会社だとノート1台なのでデュアルモニタで別々の画面を表示したいなと。ところが、この設定でドハマり。

Xでディスプレイを2枚使う時は、/etc/X11/xorg.confでDevice, Monitor, Screenのセクションを2つずつ用意して、ServerLayoutセクションで複数のScreenを配置する、というのが基本のアプローチなようです。いろいろ見たけど、特に参考になったのはこのへん。

Deviceセクションを2つ用意して、それぞれに「Screen 0」とか「Screen 1」とか書くと、もうその時点でXが起動しなくなる。ドライバ自体に問題があるようにも思うけど、そこまで探る気力は無し。Ubuntuの古いのを落としてくるとか、他のディストリで試すとかも面倒なのでやめ。Fedora7は試してみたいけど、DVDイメージ落とすところからスタートなので、ひとまずパス。
別のアプローチとして、Deviceは1つだけで、XineramaExtensionで仮想の大きなデスクトップを2画面に渡って表示するというのもあるようなので、試してみました。が、xorg.confでXineramaを使うようにすると、やっぱり起動しない。ディスプレイ関連の設定を見るコマンド「xdyinfo」で現状を見てみると、XineramaのExtensionがそもそも入ってないっぽい。
どうやら、xfce4でXineramaを使うには、以下のような手続きを踏まなきゃいけないらしいです。

もしXineramaサポートが必要ならlibxfcegui4を./configure --enable-xineramaを使用してビルドする必要があります。 そしてそれからXFce 4環境を完全に(もしくは少なくともxfwm4、xfce-utils、xfce4については)再構築し、再インストールする必要があります。

ということで、面倒なのでスルー。ごめん。

そんなこんなで、xorg.confを書き換える→起動しない→RecoveryModeでログイン→xorg.conf戻す→再起動→…な1日を過ごしてぐったり。流石に心が折れたので、クローン出力で我慢することに。オフィスでは外部モニタ+キーボード+マウスで、出先ではノート本体で全てまかなうスタイルに決定です。

xorg.confにはMonitorセクションだけ2つ用意したらいけたけど、ディスプレイケーブルをつないで普通に起動するとノートの画面が乱れるという現象に遭遇。結局、設定では回避出来なくて、

  1. ディスプレイケーブル外して起動
  2. Ubuntuのロゴが出たらケーブルつなぐ

という何ともアナログな方法でうまくいきました。最初からケーブルつないでると、外部ディスプレイがプライマリみたいな扱いになってノートの液晶をうまく認識出来ない、とかそんな感じなのかな。Dynabookの方だと問題なかったから、このへんは機種によりけりっぽい。