ASUS P7F-MでデュアルコアCPUを使用する場合はECCメモリが必須

ASUS P7F-Mという、MicroATXで内蔵VGA搭載、INTEL NIC2ポート(と別口1つで合計3ポート)搭載でSocket 1156の「省スペースサーバ自作しろってことですね分かります」的なマザーがあるんですが、これが意外と厄介だったのでメモ。

ECCメモリはxeon3400シリーズ使用時のみ使用可)

xeon L3406使用時はRDIMMは使用できません)

なんて注意書きがありますが、実際に購入する際にはメモリにもっと気を遣う必要があります。

asus.comにあるCPU Support Listを見ると、i3, i5, i7, Xeon L or X 3400番台と広くサポートしていますが、注目は「QVL」のタグにある内容。そもそもQVLってのが何なのか分からないのだけど、開いてみると「Qualified Vendor List」とのこと。業界じゃ常識なんだろうか。

で、ここに上がってるAVL(これも何だか分からないがApproved Vendor Listらしい)をダウンロードしてきて確認。何故かRARアーカイブで提供されているファイルを展開して中のPDFを見ると、対応しているCPUとメモリの対応表が。要約すると、

i3, i5, Xeon L3406とかデュアルコアCPUはnon-ECCメモリ対応してねーよ。あとRDIMMも知らねー

と書いてあります。4コアのi5, i7やXeon X3400番台ならnon-ECCもサポートしているらしいですが、2コアのCPUだとECCメモリを差さないとBIOSすら起動しません。これ、もっとちゃんとアナウンスしておくべきだと思うんだけどな。もしかして常識なんでしょうか。

「DDR3も安くなってきたし、i3使ってお得なサーバ組めるんじゃね?」とか考えてると足下をすくわれたりするのでご注意を。