Firefoxの国内シェア

登場以来愛用しているFirefoxですが、正直なところどの程度使われているのかよく分かりません。目安として「だいたい一割」と言われたりもしますが、日本国内に限った調査ではない場合ばかりなので何とも言えません。国内シェアとしては、少し古いですが2005/05/13のこの資料ぐらいでしょうか。「ドイツでは20%以上、日本では3%未満に〜Firefoxシェアに明暗(INTERNET Watch)」。これにしても国内の企業が継続的に調査したわけでもないので、どの程度の信憑性があるかは微妙なところかと思います。また、Firefoxのような「一部の人が使い込む」ブラウザでは調査によるバラ付きが大きいことが予想されます。ユニークユーザーでの調査と延べの調査では大きな違いが出るのではないでしょうか。
現在、いろいろな環境で安定して見られるサイトを作ろうとすると、必然的にFirefoxにも対応したコーディングが必要ですが、圧倒的多数を占めるWindows+IE環境だけ対応していればOK的な風潮も残っているところがあります。それより何より、IE6のバグに足を引っ張られる状況があまりにも長く続きすぎました。IE7の登場で状況が変わるのか、もっとひどくなるのか…
MSが「IE7ではハックが使えなくなるから気を付けろ」みたいなことを言ってますが(参考「Odysseygate.com - Internet Explorer 7で使えなくなるCSSハック)、そもそもIEハックというのはIEのバグ回避のために使用するものであって、IE7がまともなレンダリングをしてくれればハックが効かなくなっても何ら問題はないはずです。頼むよMS。
ただ、Firefoxも万全ではなく何かの拍子にボーダーが消えたりするのでちょっと困り者です。単純なバグならいいんですが、特定の条件下でしか再現しない場合が多くてノウハウ化しきれてません。FirefoxCSSバグ関連情報があまり手元にないから、なおのこと厄介。どこかにまとまった資料はないものか…