Google Related Links

INTERNET Watchで紹介 されていた Google Related Links試してみたはてなダイアリーだとscriptが貼れないので、旧ブログにつけてみました。水曜に貼り付けてそのまま忘れてたんだけど、今見るとトップページで日本語が化けてますな。最初、どうせ日本語は不完全サポートだろうと思ったらちゃんと出て驚いたんですが、やっぱり完全には対応できていない模様。まぁ、随時改善されるでしょう。
このGoogle Related Links(長いので、以下GRLinks)は、ページに関連のある情報が記載されているページへのリンクやキーワードへの検索リンクを設置する、というものらしいのですが、今のところまだデータが少ないせいもあってか、あまり意味のあるものは出てきません。これが本格的に機能しだした場合にどんなことが起こるのでしょうか。
まず、現段階ではサイトオーナーがGRLinksを使用するメリットが今ひとつ見えてきません。恐らく、GRLinksの「Related」に掲載される情報は、GRLinksを貼り付けてあるサイトから引っ張ってくるのでしょう。「サイトオーナーはGRLinksを自サイトに設置することによって、他のサイトのGRLinksに自サイトへの導線を確保できる」というのがGoogleの描く青写真なのではないかと思います。Web全域を対象とした、自由参加のはてなキーワードみたいなものでしょうか。
だとすれば日本では、特に企業には受け入れづらいサービスではないかと思います。「顧客の囲い込み」に重きを置く日本のマーケットでは、自社サイトに競合他社へのリンクが設置されることへの拒絶反応は非常に強いと思われます。恐らくGoogleは日本でのそうした反応などは気にもかけず、さらに小さいマーケット同士がつながる効果を見越してこうしたサービスを立ち上げようとしているのでしょう。

Googleは将来的に、Google Related Linksを利用することでいくらかの金銭的な報酬を提供することに含みを持たせている。

INTERNET Watchでは上記のように紹介されていますが、これをAdSenseなどの既存サービスとどのように差別化していくかは現時点では不明です。また、AdSenseよりも自由度が高いと思われるこのサービスがSPAMとどのように戦っていくのかも気になるところです。金銭が発生しなくとも、ある程度早期の段階で、SEO的な効果が見逃せないレベルに達する可能性は高いでしょう。そこでいかにサービスの品質を保つかも見所ではないでしょうか。