20代はネットを使わなくなった?

日本のWeb利用者の年齢構成、6年間で20歳代の比率が半減(INTERNET Watch)

 2000年4月の時点で20歳代の占める比率は23.6%だったが、2002年には20%を切るようになり、2006年3月には11.9%に半減した。このほか、30歳代も27.0%から24.0%へ減少した。これに対して、19歳以下が17.3%から20.9%に増加したのをはじめ、40歳代も 19.5%から24.0%へ、50歳代も8.9%から11.8%へ、60歳以上も3.8%から7.4%へとそれぞれ増加した。

ということで、ネット利用者における20代の比率がずいぶんと下がっているそうです。人口の比率が分からないので何とも判断が難しいのですが、30手前の一人としては分からなくはない数値です。この集計、キモは「家庭からのPCのアクセスを対象としている」というところで、学校や会社からのアクセスは集計の対象になっていません。

「PCでネットをするのは学校(会社)だけ。家でやるのはPCとかプロバイダとか面倒だし、ケータイでいいや。」なんて人はここには入らないわけです。接続料金も昔の感覚からすると今は非常に安いのですが、今時の若者には知ったこっちゃありません。それに、学生の一人暮らしだと固定電話を引いていないケースも多いでしょう。そうなると工事費もかかりますし、居住期間なども考慮すると家でPCから接続するコストというのは割高感があります。

この集計結果から20代がWebを積極的に活用していないと考えるのは早計ですが、EC市場から見ると興味深い数字が出ているのではないでしょうか。