Mac OS Xにmfiler2を入れてみた

時々発症しては挫折を繰り返す「Mac使ってみよう病」。その度に「やっぱりWindowsでいいよね」という結論に達してしまうのですが、mfiler2の導入でLinuxの作業環境が向上したので、せっかくだからMacにも導入してみました。
普通にソースを拾ってきて、ライブラリの場所が分かりにくかったけど、

./configure --with-ruby-header-path=/usr/lib/ruby/1.8/powerpc-darwin8.0/ --with-ruby-lib-path=/usr/lib --with-ruby-lib-name=ruby

でconfigure。/usr/lib/libruby.soじゃなくて/usr/lib/libruby.dylibだったけど、そこは問題ないらしい。

ところが、makeが通らない。mfilerそのものではなく、使用しているライブラリのコンパイルに失敗しているらしい。具体的な症状としては、

このスレッドの667と同様の症状。ただ、エラーメッセージは若干違って、

cd wkf-1.3.9 && ./configure && make
checking build system type... configure: error: cannot guess build type; you must specify one
make[1]: *** [wkf-1.3.9/libwkf.a] Error 1
make: *** [minato_lib/minato_lib.a] Error 2

と、そもそもシステムの種類判別できていない模様。

minato_lib/wkf-1.3.9/configure --help

してみると、--build=BUILDでOSを指定してやるといいらしいが、具体的に何を指定すればいいのか分からない… wkf公式なんかも覗いてみたけど、これと言った情報は得られず。2年ぐらいバージョンアップしてないらしく、待っていれば自動的に解決されることもなさそう…
もういいか、別にそこまでしてMac使わなくても…という気持ちが頭をもたげるも、このまま諦めるのも悔しいので「osx build type」とかでググってみると、別のソフトで同じような問題に遭遇した人を発見。マネして、./configure --build=powerpc-appleと入れてみると見事にコンパイル成功!

mfiler2のビルドプロセスで、wkfコンパイル方法をしている部分を探すと、minato_lib/Makefile.inの17〜18行目がそれっぽい。

$(WKF):
         cd wkf-1.3.9 && ./configure && make

この部分を

$(WKF):
         cd wkf-1.3.9 && ./configure --build=powerpc-apple && make

に変更してやると無事にコンパイルが完了しました。これでMacでもファイラが使えるようになりました。これまで基本的なファイル操作が全くままならなくて、ブラウザ専用機(むしろ嫁のおもちゃ)になっていた我が家のMacもようやくPCとして使えるようになるかも。とは言え、基本的な部分で分かっていないことやら面倒なことが山ほどあるので前途は険しそうですが…

ちなみに、ウチでは

export mint='mfiler2'

として、mintで立ち上がるようにしてます。なんと懐古な。