iPod touchを触ってみた

到着して数日、放ったままにしていたiPod touch(以下、あいぽち)を開封しました。調子に乗って刻印入り。ちと暗いけど写真。

どう見てもX68kオタです。本当にありがとうございました。でも使用機種はXVIじゃなくてSUPERでした。

初日に「困るのは届いてからでいいんだよ」と即ポチしました。先に届いた無刻印組がWin機に接続して討ち死にしてくれたので、安心してMacに接続。今はWindowsでも問題なくなったみたいだけど、Win機のiTunesには旧iPod用のライブラリが構築されてるので(と言っても20GBだから少し削ればいけるけど)、Macで心機一転再出発です。

最初にひっかかったのが、iTunesでのアクティベート。アカウント情報に入ってる日本語が許否られて、何のことかと思ったら国名がUSになってる。OSの言語設定を英語にしてるのがマズいんだろうけど、国は選択できるはずだと迷うことしばらく。アカウント情報の入力画面で国を選択できなくて困った。で、よく見たら前の画面の下の方に目立たない国選択のメニュー。普通はあんまり困らないだろうところでひっかかりつつもようやく使用可能に。

我が家のMacPPCMac mini、しかもメモリは512MBでHDDは40GBという貧弱な子です。MP3とか入れる場所はありません。いざという時の再インストールにも備えなくちゃいかんので、MP3データはLinuxサーバに入れて、SambaからiTunesで登録します。したら、日本語のファイル名とか曲名がことごとく文字化け。ちゃんと聞けるのは聞けるんだけど、どこに何が入ってるのか分かりません。まさにiPod Shuffle。Finderでは普通に読めてるから、iTunes側の問題なのかなぁ… Samba経由じゃない場合にちゃんと読めるかすら検証していないので、ひとまずスルー。そもそも、音楽を聞くのはあんまり重視しとらんのです。

自分にとってiPodの主な用途は「テキストを突っ込んで電車の中で読む」というもの。そのためにPodPostなんてツールまで作りましたよ。じっくり読みたい良エントリとか、どこかのサイトの記事とかをiPodのnotesに突っ込んで読むわけですよ。ケータイみたいに料金もかからないし、地下鉄でもバッチリ。あいぽちの大きくて綺麗な画面ならさぞかし快適だろうと思ったわけですよ。
そしたら、あいぽちにはそもそもnotes機能なんて付いてないのな。この時点で俺の思い描いていた快適なあいぽちライフは終了ですよ。無線LANのつながるところで、あとで読みたいページを一通り流しておいて、後からオフラインモードでたどろうかと思ったら、それも不可能。この時点で相当がっかり。

これで外付けHDDとして使えなかったりしたら泣きそうだと思ったら、本当に使えなかった。いや、もう、俺のことは放っといてくれという気分に。これで、iPodの元々の要求であったメインの2つが終了。何も考えずに即ポチしたことを少し後悔し始める。

とは言え、今まで使ってたiPodに比べて圧倒的に薄くて軽いから、ポータブル音楽プレイヤーとしては満足。

もう物理的な満足感だけでも十分元は取った感があります。

正直、単に操作するだけなら従来のホイールの方が便利だと思うけど、何だかんだで楽しいからよし。この「触って単純に楽しい」というのがあいぽちの一番のウリだと思うので、それが楽しめる人にとってはそれだけでもわりと十分なんじゃないかな。まだ写真とか動画は入れてないけど、そのへんをやりだすともっと満足度は上がってくるはず。
そもそも今まで使ってたiPodが動画非対応の世代で、バッテリーもそもそも怪しくなってきてたから、ちょうど買い換え時期だったしね。単純に実用性だけを追求しても面白くないから、この選択は後悔していない。

で、無線LANに接続できる環境に行くと、俄然あいぽちが魅力的なデバイスになる。Flashが見れないというのは大きなハンデだけど、リビングでTwitterをダラ見するとか、朝の食卓で天気予報をチェックするとか、そんな用途には最適。ニコニコさえ見れれば…と思わざるを得ないけど、今の時点でもかなり満足度は高いです。YouTubeもPCで見るより画質いいしね。

朝起きてすぐにPCに向かったり、食卓でノートPCを広げたりしなくてもニュース等が簡単にチェックできるというのは、家庭持ちにとっては実はすごくありがたいことなんじゃないかと。家のどこでも使えて邪魔にならないWeb閲覧用の端末としては、想像以上にすぐれものでした。自分がiPodに対して求めていたものが満たされたかと言うと、そんなことはないけど、予想外の楽しみを与えてくれてるので結果としてはかなり満足です。

最初はメニューも全部英語にしてたんだけど、日本語に設定しておかないとSafariのフォントがダサくなってしまうので、そこは妥協。日本語にするとヒラギノになって綺麗に読めます。英語メニューの方が雰囲気がよくて好きなんだけどな…

今後のソフトウェアアップデートでいろいろと強化される可能性もあるので、そのへんも楽しみですね。今の段階でも、iPod touch memoを見てるといろいろ楽しめそうなんで、そっちを見ながらしばらく遊んでみます。