マークアップ言語の未来

実際のところどうなってるかなんて分からないけど、妄想するのは楽しいよね。

何らかのマークアップ言語は健在でしょう。それがHTML5かどうかは別として。

wikipediaを見ると、SGMLが生まれたのは1986年。もう20年以上経ってます。PostScript1984年。http://ja.wikipedia.org/wiki/TeX:Title=TeXに至ってはTeX年表を見ると30年の歴史があるようです。

HTMLというフォーマットがインターネットを通して一般に普及したのはわりと最近のことだけど、マークアップ言語を用いて文字列を整形するという流れはずっと続いてるわけです。

僕が初めて文書をマークアップしたのは今から16年前。まだインターネットどころかパソコン通信もやっていなくて、編集部が集めた原稿を会員にFDで郵送するという「ディスクマガジン」と呼ばれた媒体でした。そのFDに独自のマークアップ言語を備えたブラウザ(にあたるソフト)が入っていて、そいつがマークアップされたコンテンツを表示するというもの。決して一般的ではなかったとはいえ、意外と昔からあるんですよね。


それはさておき、マークアップ言語は存続するとして、今後どういう姿になっていくんだろうか。

マークアップはツールが自動生成するから誰も書かなくなる」という見方もあるけど、やっぱり20年経っても「Emacsで直接書くのが一番速い」とか言ってる変態はきっといる。それだけで職業として成立しているかというと別の話だけど。

論理マークアップと視覚装飾の分離は進むはず。というか進んでくれないと困る。HTMLによる論理マークアップは本来「文書の意図を伝えるもの」のはず。だからそこは人が書けばいい。

逆な、CSSのような視覚装飾はPhotoshopIllustratorのようなグラフィカルなツールで作るのが主流になっていい。技術的にというよりも、制作者の意識として「完全に別物だ」と思わせることが重要な気がする。HTMLはよりプログラマブルな方向へ、CSSはよりグラフィカルな方向へ進めていくのは一つの手だと思う。

って、20年後を妄想しようとしてたのに段々と現実的な話になってくるな…